にもかかわらずの愛

2025年11月23日


(招詞)  1コリント1:26~30 主の祈り

(賛美) 賛美を主イエスに なんと素晴らしい 主の愛が今 聖歌392

(説教)「にもかかわらずの愛」(下道 定身 牧師)

(聖書箇所) エズラ9:6~15


(聖書)

 主よ、あなたは恵み深いお方です。だからこそ私たちは生き残りとしてここにいるのです。ご覧ください。このような有様で御前に立ちえないのですが、罪深い者として、御前にぬかずいております。(エズラ9:15共同訳)

 

 旧約聖書のエズラ、ネヘミヤ、エステル書は、選民イスラエルがバビロン捕囚からエルサレム帰還後の歴史を、また、預言者ハガイ、ゼカリヤ、マラキ書はこの時代への神の預言が記されています。

 バビロン捕囚はBC605年、597年、586年にわたり、エルサレム帰還も3回にわたり、BC536年、総督ゼルバベルと祭司世者の下で帰還し神殿再建(エズラ1~6章)を、またBC456年には祭司であり律法学者でもあるエズラの下で帰還し、神殿の補強と律法の教え(エズラ7~8章)と記されています。そしてBC445年、総督ネヘミヤの下で帰還し神殿再建が、いずれも奇跡的に神の御手によってなされました。

 エズラ、ネヘミヤ書の主題は神の民の復興です。不信仰の罪によって失った神の祝福を「にもかかわらずの愛」をもって、神ご自身がご聖霊によって神殿を、城壁を、エルサレムの再建復興を成し遂げられ回復されました。今日の教会の、また、私たち個々のキリスト者の復興の希望はここにあります。

 エズラ9:6~15は、帰還後のイスラエルがこれまでのたくさんの神の恵みといつくしみを体験し、生かされてきたにもかかわらず、何度も同じ過ちをくりかえし神の言葉に背き続ける民の罪を聞いたエズラの祈りです。

 彼は、民の罪と汚れを自ら深く重く恥じ入りつつ、それでも御前にひれ伏します。彼は、自らと民の罪深さを重く受け止めながら、それでも「イスラエルの神、主よ、あなたは恵み深いお方です。だからこそ、私たちは今日も生き残りとしてここにいるのです。御覧ください。このような有様で御前に立ちえないのですが(立つことができないにもかかわらず)それでも罪深い者として、御前にぬかずいております」と祈ります。

 今日、私たちも「にもかかわらずの神の愛」ゆえにそれでも主に。


 

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