この戦いは主の戦い

2025年10月12日


(招詞)  イザヤ41:10、13 使徒信条

(賛美) 詩篇100 どんな時でも 恐れない 主われを愛す

(説教)「この戦いは主の戦い」(下道 定身 牧師)

(聖書) 歴代下20:1~19

みことば

 主はあなたがたにこう仰せられる、「この大群のために恐れてはならない。おののいてはならない。これはあなたがたの戦いではなく、主の戦いだからである。」(歴代下20:15)

 ヨシャパテは35歳で王となり、父アサの信仰を受け継ぎ、25年間ユダを治めました。彼の生涯は信仰と失敗、挫折、そして再信仰をくり返し、今日の私たちの信仰生活と重なります。そして彼の生涯の終わりは、迫りくる難事によって祈りの人へと変えられていきます。

 敵の大群が攻め寄せてきた時、彼は恐れの中で主に顔を向け、断食をもってただ一心に主の助けを求める決意をし、ユダのすべての人々に対しても祈りを呼びかけます。ヨシャパテの要請に対し、ユダの人々は全ての町からこぞって主の御名の置かれた宮(20:9)に集まり、主の助けを求めました。(歴代下20:1~4)大問題がばらばらだったヨシャパテの心と民の心を祈りを向かわせ、一つにさせました。

 ヨシャパテは祈りの中で、自分の無力さと神の御力を再認識します。「天におられて万物を支配し、悩みの中で呼ばわる者を助けられる神よ、私たちにはこの大群にあたる力がなく、また、いかになすべきかを知りません。ただあなたを仰ぐことしかできません」と告白します。

 その時、主の霊がレビ人ヤハジエルを通して「この大群を恐れてはならない。おののいてはならない。これはあなたがたの戦いではなく、主の戦いだから。この戦いにはあなたがたは戦うに及ばない。」そして、「あなたはたは進み出て立ち、あなたがたと共におられる主の勝利を見なさい、明日、彼らの所に攻めて行きなさい。主は、あなたがたと共におられるからです(歴代下20:15~17)と続きます。

 かつて、少年ダビデが大巨人ゴリアテに打ち勝ち倒した秘訣もまた、「わたしは万軍の主の名、イスラエルの神の名によってお前に立ち向かう。この戦いは主の戦いであって、主がわれわれの手にお前たちを渡される」(サムエル上17:45~47)と宣言し、そのとおりに勝利します。

 「あなたがたの神、主を信じなさい。そうすればあなたがたは堅く立つことができる。主の預言者を信じなさい。そうすればあなたがたは成功するでしょう。」(歴代下20:20)