あなたとあなたの家族の救い

2025年09月28日


(招詞)  創世記7:1、4~7 主の祈り

(賛美) 主イエスの他にはない 聖歌461 強くあれ雄々しくあれ 聖歌539

(説教)「あなたとあなたの家族の救い」(下道 定身 牧師)

(聖書) 使徒16:25~34

みことば

 先生方、わたしは救われるために、何をすべきでしょうか。」ふたりは言った「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。」そして、その場で自分も家族も、ひとり残らずバプテスマを受け、神を信じる者となったことを、全家族と共に心から喜んだ。(使徒16:30~34抜粋)

 使徒パウロは、第1回伝道旅行で誕生した教会の信仰を強め、励ますために第2回目の伝送旅行計画を立てます。しかし、最初から自分の計画通りには進みませんでした。彼は、そこに聖霊の導きと働きを信じ、委ね、従順し、その結果、神の福音がアジアからマケドニヤ(ヨーロッパ)に伝わります。

 最初の地ピリピでは紫布商人ルデヤとその家族は共にバプテスマを受けて救われます。しかし、占いの霊からの女奴隷の解放を通して、パウロとシラスは辱められ、何度もむち打たれ、投獄されます。

 聖霊の導きと信じて従った結果が残酷なむち打ち、足かせ、投獄でした。パウロとシラスは、真夜中、牢獄の暗闇の中で神に祈り、賛美を歌い続けました。そこに突然大地震が起こって、獄の扉が開き、足かせは外れたのでした。もっとも暗く、絶望の獄中からの私たちの賛美と祈りを主は待っておられます。

 看守の質問の「救われるために私がなすべきことは?」との問いに、聖書は明確に、主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われますと教えます。まずあなたが主イエスを信じることです。看守はその場で、自分も自分の家族もひとり残らずバプテスマを受け、神を信じる者となったことを全家族と共に心から喜んだのでした。

 家族の誰かひとりが主イエスを信じたなら、その人が救われるだけでなく、同時に家族全員が自動的に救われるというのではなく、最初のクリスチャンを通してその家庭、家族に福音が届けられ、種がまかれて最終的には家族のそれぞれが福音にふれ、主イエスを信じてバプテスマを受けて救われるという約束です。愛する家族の救いは、神のみこころであり、神の願いであり、神の約束です。失望せずに、信仰と希望と愛をもって祈り、仕え、証しいたしましょう。