主の御名が置かれている教会

2025年09月21日


(招詞)  詩篇127:1~2 主の祈り

(賛美) ハレルヤ神の聖所で 賛美主ハレルヤ 聖歌253 主の教会

(説教)「主の御名が置かれている教会」(下道 定身 牧師)

(聖書) 歴代誌下6:12~25

みことば

 どうぞ、あなたの目を昼も夜もこの家に、すなわちあなたの名をそこに置くと言われた所に向かってお開きください。どうぞ、しもべがこの所に向かって捧げる祈りをお聞きください。(歴代下6:20) 
 歴代誌は、バビロン捕囚から解放され、エルサレムに帰還したイスラエルの民に神殿礼拝の大切さを教えています。主はダビデに代わり、その子ソロモンをイスラエルの王とされました。彼はまず、かつてモーセが荒野で造った神の臨在の幕屋があったその地に行き、2メートル四方の小さな祭壇の前で礼拝を捧げました。 彼は父ダビデが成そうとしてなし得なかった、神のための壮大な神殿建築に取り組みます。多くの人たちの献身と協力を得て、なによりも神ご自身の霊によって驚くばかりの見事な神殿がついに建ち上げられました。その神殿は、主が定められた時に、主が定められた地に、主が定められた人たちによって建て上げられました。
  歴代下6章はソロモンの献堂の祈りです。彼は、「主が口をもって約束されたことを手をもって成しとげられた」(6:15)と告白し、現実には多くの人たちの献金、祈り、協力の背後に、それらをなされた神の御手の恵みと奇跡に感謝し、一切の栄光を主に帰しました。 
 今から12年前、私たちも新会堂建築に取り組みました。資金があってではなく、人間の目には無謀と思える計画に、ただただみ言葉への信仰と教会のかしらなる生ける主に信頼をして踏み出しました。その時ばく大な総予算の半分が満たされたこと、残りの半分を借入できたこと、その多額の借入金は28年返済の予定でしたが、11年で完済できたこと、すべてが明確な主の手による奇跡でした。と同時に、共に霊的な戦いを闘い、祈り、涙し、献げ、献身してくれた多くの兄姉の存在があり、それらのすべてが主の奇跡でした。ただただ主に感謝と同労者の兄姉一人ひとりに感謝します。借入金付きの献堂式から、正真正銘の献堂を主に感謝し、お献げします。
  今日、あの立派なソロモン神殿は、その跡形も残ってはいませんが、主の御名が置かれた教会は、今も主の御名の御力と栄光の聖所です。