神の言われた通りに

（招詞）　詩篇103：1～5 / 使徒信条

（賛美）     主の祈り　彼はジェホバ　神はひとり子を（聖歌392）　

                      栄えの王にます（聖歌456）

（説教）　「神の言われた通りに」

（聖書）　 マタイ２：13～23

（みことば）

　そこでヨセフは立って、夜の間に幼な子とその母とを連れてエジプトに行き、ヘロデが死ぬまでとどまっていた。（マタイ2：14）

　イエスが王の代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった時、東方からの博士たちが誕生されたイエスを礼拝し、非常な喜びにあふれ、夢で告げられたヘロデを避けて、他の道を通って帰って行った。（マタイ2：1～12）

     彼らが帰っていった後、主の使いが夢でヨセフに「立って、幼な子とその母を連れてエジプトに逃げよ。知らせがあるまでそこにとどまっておれ。ヘロデが幼な子を殺そうとしているからだ」と告げます。そこでヨセフは立って、夜の間に幼な子とその母を連れてエジプトに生き、ヘロデが死ぬまでそこにとどまっていた」とあります。（マタイ2：13～15）

　東方の博士たちが、またヨセフが、夢で語られた主の言葉を聞いたこと、それを主からのものとして信じたこと、そしてその言葉に従ったことを通して、幼な子イエスの命がヘロデの手から守られ、十字架への道がつながったのでした。彼らは主の語りかけを無視することも、あえて退けることも、自分の都合と事情を優先して妥協することもできたでしょう。しかし、彼らは思い切って100％神のことばに聞き、信じ、従順しました。

　ヨセフは主の御声に即刻、夜の間に立ち上がりました。主が言われた通りにです。私たちの多くの場合、主が言われた通りの100%ではなく、自分の事情で設定した〇〇%を信じ、〇〇%の従順のように思います。

　「ノアはすべて神の命じられたようにした」（創6：22）、「アブラムは主が言われたようにいで立った」（創12：4）、「モーセはすべて主が彼に命じられた通りに行い、そのようにした」（出エジプト40：16）とあります。誰よりも、主イエスさまのゲッセマネの祈りに学びたいと思います（マタイ26：39、42）。み言葉と聖霊に聞き、導かれ、主と共に生きる歩みをめざしましょう。神が言われた通りに。