あり得ないほどの神の愛

2022年01月09日

賛美

聖なる聖なる万軍の主

主イエスの愛は/大波のように

神は汚れたる(聖歌391)

聖書 ヨハネ3:16~21

説教 「あり得ないほどの神の愛」 

下道 定身 牧師



みことば

「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)


聖書は何を語りかけているのでしょうか。聖書全体の教えを一言に要約して言い表す代表的な聖句の一つとして、ヨハネ3:16は最も有名かつ重要な一節です。

ヨハネ3:16は、①あり得ないほどの「神の愛」について、②具体的に神は「世」を愛されていることについて、神に敵対し罪と汚れに満ちたこの世界と人々、それは、このどうしようもない私のこと、私の大切な家族のこと、私にも他の人にとっても不都合なあの人、絶対に許せない、愛されるはずもない資格もないはずのあの人々のことせす。③そのために神が払ってくださった、信じられないほどの神の「犠牲」について、その世に対する愛と救いのため、神にとってかけがえのない最も大きな犠牲(御子イエスキリストの誕生と十字架の死)について、今日も私たちに語り続けています。

「しかし、まだ罪人であった時、私のためにキリストが死んだくださったことによって、神は私たちに対する愛を示されたのである」(ローマ5:8)。「こんな罪人が、これほどの汚れた者が、赦され、愛され、救われている」とは人間の常識、理屈から言うなら、絶対にあり得ない信じられないことですが、それが神の愛なのです。それが、御子の十字架による救いの恵みなのです。そんな私が恵みで、ただ信仰で救われているのですから、誰にも希望が・・・・。

「もし、神が私たちの味方であるなら、誰が私たちに敵し得ようか。ご自身の御子さえ惜しまないで、私たちすべての者のために死に渡された方が、どうして御子のみならず万物をも賜らないことがあろうか」(ローマ8:31、32)。あり得ないほどの、この神の愛を信じ、この愛に導かれ、この愛に生き、この愛をもって互いに愛し合い、仕え合う神の家族でありますように。