モーセのとりなし

2024年01月21日

(招詞)   へブル4:14~16 主の祈り

(賛美)   心を尽くして この荒れた地に目を わが心へりくだり お言葉ならば                                               

(説教)「モーセのとりなし」

(聖書) 申命記9:13~29

みことば

 そしてわたしは、さきにひれ伏したように40日40夜、主の前にひれ伏した。主があなたがたを滅ぼすと言われたからである。わたしは主に祈って言った、「主なる神、あなたの民を滅ぼさないでください」(申命記9:25)

 聞け、イスラエル。「あなたは今日、ヨルダン川を渡り、あなたより大きく、かつ強い国々を取ります。主があなたの前に進み、主が彼らを滅ぼされます」と約束されます(申命記9:1~3)。またそれを得るのは、くれぐれも「あなたが正しいからではない」(申命記9:4~6)ことを強調します。神は、私たちの上にまた私たちを通しての驚くべき計画をもっておられます。しかし、それは私たちの正しさ、能力、努力、功績には寄りません。

 それどころか「あなたは強情な民である。エジプトの地に出た日からこの所に来るまで、いつも主にそむいた」、「主の命令にそむき、彼を信ぜず、また彼の声に聞き従わなかった。モーセが彼らを知ったその日からこのかた、あなたがたはいつも主にそむいた」(申命記9:7、23~24)。

 モーセがホレブ(シナイ山)で神からの十戒を授かっている間に、金の子牛像を造って偶像礼拝するイスラエルを神はついに滅ぼし、彼らの名を天の下から消し去り、モーセを大いなる国民に」と告げます(申命記9:8,14)。

 その時、モーセは主のみ前に40日40夜の断食をもってイスラエルのためにとりなしの祈りをささげます。「あなたの愛する彼らに滅ぼさないでください。民の強情と悪と罪に目を留めないでください。アブラハム、イサク、ヤコブとの契約に免じて、また主の御名の栄光のために」とひれ伏して祈りとりなします(申命記9:26~29)。

 モーセのとりなしは、真の大祭司なる主イエス・キリストの世と私に対するとりなしをさし示します。主の十字架のとりなしを通して、世と私の罪は赦され、救いがもたらされました。同時に私たちクリスチャンの祭司としての世と互いのためのとりなしの重要性をさし示しています。