何があろうとも

2024年09月08日

(招詞) 詩篇150:1~6 主の祈り

(賛美)   勝利の主をほめたたえよ ほめたたえよ ダビデのように 安けさは川のごとく(聖歌476)                            

(説教)「何があろうとも」(KIKI神学生)

(聖書) Ⅱコリント6:1~10


みことば

 「わたしたちはまた。神と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない」(2コリント6:1)

メッセージ

 コリント教会は、パウロが第2宣教旅行の際に、コリントを訪れた際の西暦52年に開拓された。その際、パウロはコリントに1年半滞在し、パウロがこのように一つの地に長時間滞在したことは初めてであった。

 パウロのコリント訪問と滞在の様子は、使徒18:1~18に記録されている。彼がエペソ滞在中に第1コリントの手紙を書き、その後、再び教会に問題が起きたことを聞き2度目の訪問をしている。しかし、その訪問はパウロにとって、苦しみと悲しみであった。

 パウロは、コリントからほど近いマケドニヤに滞在し、そこでテトスに会い、朗報を聞いて安堵し。喜んでいることを記している(2コリント7:6~9)。しかし、悪い知らせもあった。偽使徒たちの存在が、教会に亀裂を作っていた。パウロの人格を否定し、キリスト者たちとの調和を乱し、間違った教理を教えていた偽教師たちが教会を混乱させていた(2コリント11:13)。

 この偽教師たちは、パウロの誠実さ(2コリント1:15~17)と説教の能力を疑い(2コリント10:10、11:6)、パウロがコリント教会からの支えを気持ちよく受け取る気がないと言いふらしていた(2コリント11:7、9、12:13)。また、不道徳な歩みを悔いあらためていない人々もいた(2コリント12:20~21)。

 パウロの2度の訪問にもかかわらず、コリント教会の中には神の教えに背く者。偽使徒たちに従う人々がいた。そのことは、パウロに大きな悲しみをもたらしただけでなく、苦しみとなった。しかし、なおキリストのゆるしの中に生きるパウロは、誠実な愛をもって励まし(2コリント7:16)、慰め、教会内にパウロの権威について疑問を抱いていた人たちに、自らが正当な使徒であることを証言している(2コリント12:20~21)。

<3つのポイント>

1.福音、神の恵みをむだに受けないようにしよう

2.悪評、人格否定に対して、意気消沈せずに真理を求めていこう

3.真の希望、死で終わる命ではなく、永遠の命に希望を持とう