みことば
彼は初めから、人殺しであって真理に立つ者ではない。彼のうちには真理がないからである。彼が偽りを言う時、いつも自分の本音をはいているのである。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ。」(ヨハネ8:44)
フェイクニュース(真実でない偽りの情報)がSNSやネット上で発信、拡散され、多くの人々を惑わし、また、特殊詐欺がますます特殊詐欺がますます巧妙に横行し、被害が増大しています。私たちの周りには一見正しそうに見えて、実は恐ろしい偽りが満ちあふれています。真実と偽りの見分けがつけにくい時代です。私たちは一体何を信じ、何を警戒すべきでしょうか。
自分は大丈夫、と思っている人は要注意です。自分は危ないかもと思っている人はかなり危険と思われます。あなたはどちらでしょうか。
聖書は「偽り」の背景に「偽りの霊」、または「偽りの父なる悪魔」の存在を教えています。真実なる神を父とするか、人殺しで大ウソつきの偽り者なる悪魔を父とするかによって、私たちの人生は全く異なってきます。
最初の人間アダムとエバは真実な父なる神の言葉を捨てて、人殺しで偽りの悪魔の言葉を選び取って罪を犯し、その結果エデンの園を失い、何よりも父なる神を失い、自らと子孫の命を失い、人殺しで偽りの悪魔を父として、その支配下に罪と死の奴隷となりました。
キリストはそんな私たちを、真の父なる神の元に連れ戻すために、真実なる神ご自身の愛が世に遣わしてくださった世界でただお一人の救い主です。
キリストが十字架で救いの御業を成しとげられた後、彼はもう一人の助け主であるご聖霊を遣わしてくださいました。再び私たちが偽りの霊なる悪魔の支配下に戻らないためにです。そのお方とは真理の御霊です。
「悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。私たちの戦いは、血肉に対するものではなく、諸々の支配と権威と闇の世の主権者、また、天井にいる悪の霊に対する戦いである。」(エペソ6:11、12)