アブラムの保身と災い

2020年06月28日

賛美

父の神の真実は
この身を清くし
心にあふれる
聖書  創世記12:10〜12:20
説教 「アブラムの保身と災い」
下道 定身 牧師


みことば

彼は妻サライに言った「どうか、あなたは、私の妹だと言ってください。そうすれば私はあなたのおかげで無事であり、私の命はあなたによって助かるでしょう。」(創世記12:13)

緒論

誰もが尊敬するイスラエルの父、信仰の父アブラムの生涯最大の失態を通して私たちがそこから学ぶべき事とは何であろうか。

本論
1.アブラムの失敗の伏線(12:4〜10)

・神の約束の地シケムの地から自分の判断でネゲブの地に移った

・神に聴かないで再び自分の知恵、都合、思い込みでエジプトに下った

※突然の失敗はない、必ず伏線がある。今私の内にある堕落の伏線とは?

2.アブラムの生涯、最大の恥ずべき失態(12:11〜16

・自己保身のために、神とパロへの嘘と最愛の妻への裏切りの失態

・祝福と救いの源となるはずのアブラムが、災いとつまずきの源となる失態

※私の内にまったくの嘘ではないが、不正直な肉の思惑はないだろうか?

3.アブラムの失敗を覆われる愛なる神の介入(12:17〜20)

・激しい疫病は罪への警告としての愛なる神の介入であった

・神はパロ(異邦人)を、アブラム(不完全な神の民)を、世界(罪の世)を救われた

※神の約束は、私の業によらず、ただ神の恵みと神の霊による

結論

今日、私は他の人の信仰と祝福の源であろうか。それとも信仰のつまずきと災いの源であろうか。ご聖霊が私の内に語り続けておられる伏線は何であろうか。私の不信仰と失敗にもかかわらず神の愛と取り扱いに目を向けよう。