神の特別な恵み、選び

（招詞）　エペソ2：8～10　主の祈り

（賛美）   あなたはわが盾　どんな時でも　与えられたものすべて　なにゆえみ神は　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（説教）　「神の特別な恵み、選び」

（聖書）　 列王紀上8：44～53

みことば

　「あなたのしもべ、あなたの民イスラエルの願いにあなたの目を」（列王上8：52）

「あなたは彼らを地のすべての民のうちから区別して、あなたの嗣業とされたからです。」（列王上8：53）

　今週は会堂サンデーです。教会建築の意味とは何でしょうか。

ついに神殿工事が完了し、ソロモン王とイスラエルの全会衆は、共に神殿にて礼拝をささげ、祭司たちが契約の箱を至聖所に運び入れて出てきた時、神の臨在の雲が主の宮に満ちました（列王上8：1～11）。かつて、幕屋が完成した時も主の臨在の雲が天幕に満ちあふれました（出エジプト40：35）。今日も神の宮、神のみことば、神の臨在と栄光に心を向けましょう。

ソロモンは、神殿を建て上げられたのは神ご自身であると語ります。「主は御口をもって父ダビデに語り、御手をもってこれを成し遂げ」（列王上8：15、24）と強調します。父ダビデを選んで（列王上8：16）、その志をおこさせ世代をまたいで、その子ソロモンを通して完成させます。主は必ず約束を果たされます（列王上8：12～21）。

「しかし神は、はたして地上に住まわれるでしょうか。見よ、天もいと高き天も、あなたを入れることはできません。まして、わたしの建てたこの宮は、なおさらです（列王上8：27）。しかし、神は「わたしの名をそこに置く」と宣言されました。主の名による夜昼の叫びと祈りを神は天で聞かれています（列王上8：22～32）。

「あなたの民イスラエル」、「あなたのしもべ」と繰り返されます。神が特別に恵み、愛され、選ばれたイスラエル、そして主のしもべとさせていただいた者たちが主の宮に向かって祈る時、また罪を悔い改める時、天で聞いて赦し助けてくださいます（列王上8：29～30、33～36、38）。また、異邦人であっても、もし来て主の宮に向かい、主の名によって祈るなら、神は天で聞かれています。人は、建てられた宮を通して、主を知り、主に祈り、主を恐れます（列王上8：33～43）。

戦いの現場に遣わされる時、宮の方に向いて祈るなら神は天で聞かれます。「人は罪を犯さない者はないです」（列王上8：46）。罪ゆえの苦しみの中で心から悔い改め、宮に向かって主に祈るなら、天で聞かれる神はあなたをゆるし、助けてくださいます。人の救いは主の特別な恵み、選びです（列王上8：43～53）。