イスラエルを祝福せよ

2023年04月23日

(招詞) ガラテヤ5:16~17 / 使徒信条

(賛美)     御座におられる 全地よ主に向かって 地のちりに等しかり                                               主イエスのそばに

(説教) 「イスラエルを祝福せよ」

(聖書)  民数記23:27~24:9

(みことば)

 「あなたを祝福する者は祝福され、あなたをのろう者はのろわれるであろう」(民数記24:9)

 大祭司アロンの死後、イスラエルは、またまた神とモーセにつぶやきます。そこで神は、燃えるへびを送り多くの民が死にます。そこで神は、青銅のへびを造って、旗ざおの上に掲げるように命じられ、民は救われます。(民21:4~9)

 彼らがカナンに向かって前進するたびに問題が生じました。 アモリ人の地を通過の道が閉ざされますが、その結果、戦いを通してその地を占領し、住むことができました。(民21:22~24:31)

 やがて、イスラエルはヨルダンのエリコの対岸にあるモアブの地に宿営します。モアブの王バラクはイスラエルを恐れ、バラムを招いて莫大な報酬と引き換えに、イスラエルをのろってもらう策略をたてます。その時、神がバラムのところに来て、「のろってはならない。その民は神が祝福されているのだから」と告げられました。(民22;1~12)

 バラクは、バラムに何度断れてもあきらめずに、さらに多額な金銀と巧妙な方策をもって、執拗にイスラエルをのろわせようと働きかけます。しかし、バラムは「神が、私の口に置かれる言葉、それを告げなければなりません」(民22:38)。「神ののろわない者を私がどうしてのろえよう」(民23:8)。「私は、主の口に授けられることだけを語るように注意すべきではないか」(民23:12)。「祝福せよとの命を私は受けた。すでに神が祝福された者を、私は変えることができない」(民23:20)と告白します。

 バラムは、危機的状況の中、主への祭壇を築き、礼拝の中でイスラエルを祝福することが主の心にかなうのを見ます(民24:1)。そして、主ご自身がかつて、イスラエルの父アブラハムに語られた主の言葉「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう、地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」(出エ12:3)との神の約束に導かれ、主に告白します。「あなたを祝福する者は祝福され、あなたをのろう者はのろわれるであろう」と。(民24:9)