暴虐への報い
2021年11月21日

賛美
ずっと愛されてた
罪、重荷を(聖歌425)
見よ、敵は(聖歌510)
いかに狭くも
聖書 士師記9:22~45
説教 「暴虐への報い」
下道 定身 牧師
みことば
「こうして、エルバアルの70人の息子たちに対する暴虐への報いが現れ、彼らの血が、彼らを殺した兄弟アビメレクと、アビメレクに手を貸してその兄弟たちを殺したシュケムの住民たちの上に降りかかった」(士師記9:24新改訳)
ギデオンは神からの確信を受けて、いなごのような数え切れない大群のミデアン、アマレク、東方の民に対して、わずか3万2千人で立ち向かおうとしたが、神は「まだ多すぎる」と言われ、最終的にはたったの300人で13万5千人と戦い、0.2%の小軍が大勝利を得てギデオンは40年間太平にイスラエルを治めます。やがて彼の死後、イスラエルはすぐに戻り、またまた神から離れます。(7~8章)
ギデオンのアビメレクが親族を巻き込み、シケム住民をあざむき兄弟70人を殺害し、イスラエルの王となります。しかし、神は彼の暴虐に報復されたことが9章に語られています。ここから私たちが学ぶべき霊的なメッセージとは何でしょうか?
アビメレクは自らイスラエルの王となる野望達成のためにしたことは?①身内とシケム住民をあざむいたこと(9:1~3)。彼が訴えた2つのこととは?「私はあなたの身内である」(人間的つながり)と「あなたにとってどちらが得か」(自分の損得、見返り、メリット)でした。私の信仰は、人間信仰(自己中心、御利益中心)信仰、それとも神中心(み言葉中心、聖霊中心)信仰でしょうか。②アビメレクはならず者を雇って兄弟70人を野外にある動物屠殺場の石の上で殺害したこと。(9:4~6)
そうまでして得た王座はいつまで続き、また彼は幸せだったでしょうか?①彼の支配は何年間?②その3年は幸せだったでしょうか?(9:22、23)彼はシケム住民に裏切られ、ののしられ(:27)、生涯戦いに明け暮れました。そして、彼は一人の女の投げたひき臼の上石で頭蓋骨を砕かれ、惨めな死を遂げます。(9:53)
これは偶然ではなく、ギデオンの子たち70人を殺したアビメレク。シケム住民の暴虐に対する神の報いでした。(9:23、56)神を恐れよ。