欺かれたヤコブ(そこにある神の摂理)
2020年11月08日

賛美
主をほめたたえよ
栄光の雲が宮に
主をほめよ
わが目を開きて(聖歌195)
聖書 創世記28:1~22
説教 「欺かれたヤコブ(そこにある神の摂理)」下道 定身 牧師
みことば
レアは目が弱かったが、ラケルは美しくて愛らしかった。ヤコブはラケルは愛したので、「私はあなたの妹娘ラケルのために七年あなたに仕えましょう」。(創世記29:17)
緒論
兄エサウの復讐から逃れ荒野にて石を枕としたヤコブは、そこで天からの梯子を見、ここは天の門と告白し、神の7つの祝福を直接聞いて受け取った。そして彼は、主と共に目的地ハランに到着した。そこで彼が経験したこととは。
本論
1.妻ラケルとの出会い(創世記29:1~29)
・自分ファーストのヤコブと"共に"を優先の羊飼いたち。
・美しくて愛らしいラケルのために7年間ラパンに仕えるヤコブ。
※「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」(マタイ7:13)
2.叔父ラパンのあざむき(創世記29:21~30)
・妹ラケルだと偽って姉レアをヤコブに与えたラパン。
・そのあざむきを通してヤコブを得た①罪の自覚、②人の痛み、③神の御手。
※「なぜ兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか」(マタイ7:3)。
3.神の不思議な選びと奇しき計画(創世記29:31~35)
・主はレアが嫌われるのを見て、その胎を開かれた。
・救い主イエスキリストは、レアの4男ユダ族を通して誕生された。
※「だれが主の心を知っていたか。だれが主の計画にあずかったのか」(ローマ11:34)
結論
ベテルであれほどのすばらしい個人的、神体験をしたヤコブであったが、彼が肉の思いから解放されるためには、さらに時間と経験が必要であり、神は愛と忍耐をもって彼を取り扱われた。神の選びと奇しきご計画ぞ。)