すべての人の本分

2022年12月18日

(招詞) イザヤ46:3~4 / 使徒信条

(賛美)     聞けやうたごえ(聖歌123) いざ、もろとも(聖歌130) 

                       われらは来たりぬ(聖歌135)

(説教) 「すべての人の本分」

(聖書)  伝道の書12:1~4


(みことば)

 「ことの帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これがすべての人の本分である。神はすべてのわざ、ならびにすべての隠れた事を善悪ともにさばかれるからである」(伝道の書14:13、14)

 「空の空、空の空、いっさいは空である(伝道1:2)、私は日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕らえるようである」(伝道1:14)との書き出しで始まった伝道の書でした。ソロモンは、その心の空白を満たすために、世の富、地位、知恵、事業、快楽の限りを尽くして、本当の魂の平安、幸せを求めましたが、得られませんでした。そして、彼は多くの経験の末に、一つの重要な結論に導かれました。

 彼は伝道の書を締めくくる最も大切、かつ明確な結論として、すべての人のなすべきこと、求むべき最重要なことは「あなたの造り主を覚えよ」(伝道12:1)であり、「神を恐れよ、その命令を守れ」(伝道12:13)であり、「神はすべてのわざ、すべての隠されたことをさばかれる」(伝道12:14)ことを知ることであると教えます。これは。すべての人の本分であるというのです。

 人は、偶然生まれ、生きてきたのではなく、造り主がおられ、特別な存在として誕生し生かされています。あなたはあなたの命の原点である創造主なる神から離れてはいませんか。造り主なる神を指し示し、立ち帰らせてくださるために、御子イエスは誕生してくださいました。若い日に、遅すぎたという日の前に、今日、造り主を覚えましょう。

 造り主を覚え、その神を恐れ、その命令を守ること、これこそがすべての人のあるべき本分です。神は人のすべてのわざ、すべての隠れたことをさばかれるからです。(伝道11:9)