最大の悲しみ、最大の希望

2020年09月20日

賛美
共にほめよ、われらの救い主
さあ、主の愛で満たせ宮を
主の愛が今
いざ人よ、ほめまつれ(聖歌168)

聖書  創世記23:1〜20
説教 最大の悲しみ、最大の希望」

下道 定身 牧師



みことば

「サラの一生は127歳であった。サラはカナンの地のキリアテ・アルバすなわちヘブロンで死んだ。アブラハムは中に入ってサラのために悲しみ泣いた。アブラハムは死人のそばから立って、」(創世記23:1~3)


緒論

前章(22章)では「アブラハムの愛するひとり子イサクをささげよ」との彼の生涯最大の試練と神の奇跡が。23章では、妻サラの死という最大の悲しみが記されている。そこから神が私たちに今日、何を語っておられるかを聴こう。

本論

1.アブラハムにとっての最大の悲しみ(最愛の妻サラの死~創世記23:1、2)

最愛の妻サラの死~生涯の伴侶、信仰の伴侶、サラの存在の大きさ。

アブラハムの嘆き、悲しみ、号泣~大切な人が取り去られる悲しみ。

信仰があっても、つらく悲しい時は思い切り嘆き、悲しみ、泣いても良いのだ。

2.約束の地に所有地(墓地)を(サラの死を通して~創世記23:3~20)

約束の地カナンに寄留して60余年、約束の初穂としての所有地(墓地)を得た。

天国と復活への希望の信仰の証としての墓地、クリスチャンの墓地観。

※神は私を深い悲しみの中から立ち上がらせてくださり、神の約束に向かって導かれる。

3.アブラハムにとっての最大の希望(最大の悲しみをとおして~創世記23:4)

最大の悲しみをとおして最大の希望を信仰によって再確認する。

旅人として、寄留者として生きる。

※神は私を深い悲しみの中から霊的な気づきを与えてくださり、天国の希望に導かれる。

結論

墓は私に語っている。①どんな人にも地上の命と歩みの終わりを、②地上の命と持ち物の終わりとしの先にあるよみがえりと天のふるさとを、③神の約束は一世代の完結ではなく、世代を超えて引き継がれることを。