あがないによる罪のゆるし

2022年03月06日

賛美


大いなる方に

ハレルヤ、主をほめよ

わが魂、主を讃えよ

救い主イエスと(聖歌590)

聖書 レビ記5:1~13

説教 「あがないによる罪のゆるし」

下道 定身 牧師



みことば

「もしこれらの一つについて、とがを得たときは、その罪を犯したことを告白し、その犯した罪のために償いとして、雌の家畜、すなわち雌の小羊または雌やぎを主のもとに連れてきて罪祭としなければならない。こうして祭司は彼のために罪のあがないをするであろう。」(レビ6:5、6)

レビ記1~7章には5種類の供え物に関する規定が記されています。全焼のいけにえ(燔祭)、穀物の捧げ物(素祭)、和解のいけにえ(酬恩祭)、罪のためのいけにえ(罪祭)、罪過のためのいけにえ(愆祭)を通してキリストを、また私たちの罪のゆるしと神への礼拝について教えています。


今週のみことばは、私たちが気づかずに犯し続けている恐ろしい罪の問題とそのゆるしのためのあがないについてです。私たちは日常生活の中で、自分で気づかずに犯している罪がどれほど多いことでしょうか。自覚、意識がないこと、罪を放置することは最も深刻な問題です。罪に時効はありません。そのために罪祭があります。

罪祭はそのような「自分の犯していることがわからずに罪を犯し続けている」私たちを罪の呪いと支配から解放し、きよめてくださるために神が制定してくださった恵みの規定でした。

そのためにはまず罪の自覚、気づきです。これは聖霊のお働きによります。次に罪の告白です。これは神への悔い改めを意味します。そして罪のあがないへの信仰です。キリストの十字架の代価による完全な罪の償いとあがないへの信仰です。キリストの十字架の代価による完全な罪のあがないとそのゆるしを信じる信仰です。

知りつつもそれをしないこと、気づかずにしていることがあるならば、今日、信仰によるあなたの罪祭をささげましょう。あなたの手にある雌の小羊かやぎ、それとも2羽の山鳩か家鳩を、あるいは麦粉十分の一エパを主のもとへ。