左利きの士師エホデ

2021年11月07日

賛美

聖なる御名あがめます

罪、とがを赦され(聖歌232)

イエスさま、あなたの

光の高地に(聖歌514)

聖書 士師記3:12~32

説教 「左利きの士師エホデ」                   

下道 定身 牧師



みことば

「しかしイスラエルの人々が主に呼ばわった時、主は彼らのためにひとりの救助者を起こされた。すなわち、ベニヤミン人、ゲラの子、左利きのエホデである。」(士師3:15)


※イスラエルは指導者モーセを通してエジプト奴隷からの奇跡的解放、40年間の荒野生活を経て、ついに後継者ヨシュアによって神の約束の地カナンに導き入れられ、12部族ごとに領地が割り当てられました。しかし彼らはそれぞれの相続地において、他国の攻撃、圧迫に悩み、苦しみました。それは偶然ではなく、原因は明白でした。
その原因とは?(士師2:2)
具体的な彼らの不信仰、不従順(罪)とは?(士師1:16~33)

これは他人事でしょうか?「ことごとく」と「ことごとくは」の違いと、その結果とは?中途半端な「ことごとくは」を突き破るために、今、私に必要なこととは?

※BC1200年頃ヨシュアの死後、イスラエルはせっかくカナンの地に住みながら、主を捨て悪を行い、他の神々に仕え、災いに苦しみます。(士師2:11~15)

・その原因とは何?また、なぜ信仰継承が重要なのでしょうか?(士師2:10)
そうした時代背景の中で、主はイスラエルを見捨てずに各部族の中から12名の士師(さばきつかさ、救助者)を起こして、彼らを救い出されます。(士師2:16、3:9、15)

※モアブの王エグロンがイスラエルに敵対して、18年の間支配したのは神から出たことでした。なぜ愛の神がそのようなことを(士師3:15)私たちが遭遇する苦しみ、試練には神の計画と解決が備えられています。

※12名の士師の中で、何人の名前を答えられますか?オテニエルに続く二人目の士師となったエホデについて、彼は左ききであったと聖書に記された唯一の登場人物です。他の人と同じである必要も、真似る必要もありません。劣等感は不要です、違いはかけがえのない個性的な神様の作品です。

※ヘホデは左利きの利を生かしてエグロンを討ち、イスラエルは80年の長きにわたり太平であった。左利きのエホデを士師(救助者)として用いられる主は、今も生きておられます。ありのままの自分を主にお委ねします。