疑わないで信じなさい
2024年09月15日
(招詞) 詩篇18:1~7 主の祈り
(賛美) 聖なる主の前に God Bless You 今は恵みの時 聖歌720
(説教)「疑わないで信じなさい」(下道定身牧師)
(聖書) 列王紀7:1~20
みことば
エリシャは言った、「あなたは自分の目をもってそれを見るであろう、しかしそれを食べることはなかろう。」(列王紀下7:2)
王イスラエルはスリヤ軍に攻め囲まれ、サマリヤは深刻な激しい飢饉に陥り、ろばの頭一つが80シケル(8万円)、鳩のふん四分の一が5シケル(5千円)で売られ、さらに自分の子を煮て食べるといった常軌を逸した状況でした。イスラエルのヨラム王は完全に自らを見失っていました。
そんな状況下、エリシャは「主の言葉を聞きなさい。主はこういわれる」、「明日の今ごろ、上等の小麦粉1セル(7.5ℓ)が、また大麦2セル(15ℓ)がそれぞれ1シケル(1000円)で売られるようになる」との希望の預言を語ります。
しかし、が最も信頼する侍従の神の言葉に対する応答は「たとい主が天が開かれても、そんなことがあり得ましょうか」でした。その不信仰の告白に対して、エリシャは「あなたは自分の目をもってそれを見る。しかし、それを食べることはなかろう」と警告します。そしてその数時間後、預言どおりのことが彼に臨んだと記されています。
どのように、そんなことが起ったのでしょうか。いつでも奇跡をなされるのは神です。神ご自身が直接働かれる奇跡、また人を通してなされる神の奇跡があります。神は多くの場合、人の目に最も小さく、弱く、ふさわしくないと思われる人を用いられます。それは、4人の重い皮膚病(らい)患者たちの決断と行動を通して現わされました。福音もまた聖霊によりクリスチャンを通してもたらされました。
今週のメッセージポイント
深刻な危機的状況の中で、まずなすべきは主の言葉を聞くこと。
自分の目にはどんなに不可能と思えても、聞いた主の言葉を疑わないで、心に留めて本気で信じること。
絶望、不信仰と戦い、残されたわずかな可能性に賭けて行動する勇気。
自分が体験した喜びの福音を独り占めせずに、他の人々に伝えること。