神のゆるしと神のさばき
(招詞) 主の祈り イザヤ40:27~31
(賛美) 主を待ち望む者は イエスの御名は自由 弱い者にも いつくしみ深き
父なる主よ
(説教) 「神のゆるしと神のさばき」
(聖書) 民数記14:11~25
(みことば)
「わたしはあなたの言葉のとおりにゆるそう。しかし、わたしの声に聞き従わなかった人々はひとりも、わたしがかつて彼らの先祖たちに与えると誓った地を見ないであろう。またわたしを侮った人々も、それを見ないであろう。(民数記14:20~23抜書)
民数記13:1~14:10には、出エジプトしたイスラエルの民は、数々の神の恵みとしるしによって約束の地カナンの入口までたどりつきました。そこで、その地を探り終えて帰ってきた人たちの報告を聞きます。12人の偵察隊の内10人は、「私たちには不可能です」との報告を残りの2人は「神の約束だから可能です」でした。同じものを見た彼らの判断は真逆でした。そして、民は10人のもっともらしい人間的な多数の声を選びと取り、その結果、泣き叫び、信仰を失って絶望し、「なにゆえ、主は」と神とモーセにつぶやき、さらに、信仰の報告をした2人を石で撃ち殺そうとしたことが記されています。
民数記14:1~25では、やがて彼らの不信に対する神の怒りが現れた時、モーセはまず主の前に出て、とりなしの祈りを捧げます。「どうぞ、あなたの大いなる慈しみによって、エジプトからこのかた今に至るまでこの民をゆるされたように、この民の罪をおゆるしください」と。(民数記14:11~19)
主の答えは、「わたしはあなたの言葉のとおりにゆるそう。しかし、私は生きている。また、主の栄光が全世界に満ちている。わたしの栄光と、わたしがエジプトと荒野で行ったしるしを見ながら、このように、十度もわたしを試みて、わたしの声に聞き従わなかった人々は、ひとりも、わたしがかつて彼らの先祖たちに与えると誓った地を見ないであろう。ただし、わたしのしもべカレブは、違った心を持っていて、わたしに完全に従ったので、わたしは、彼が行ってきた地に彼を導き入れる」でした。(民数記14:20~24)
今週のメッセージは、「神のゆるしと神のさばき」です。神は、怒ること遅く、いつくしみに富み、罪とがをゆるしてくださる神です。しかし、不信仰な者はさばかれる神です。主イエスキリストの十字架は、神の愛と罪の赦しを、同時に、罪に対する神の厳粛なさばきを示します。