主も彼らと共に働き

2024年04月07日

(招詞)   イザヤ41:9、10 主の祈り

(賛美)   多くの冠 父の神の真実は 誰も働くことの 主の愛のなが内に                                          

(説教)「主も彼らと共に働き」

(聖書) マルコ16:15~20

みことば

 主イエスは彼らに語り終わってから、天にあげられ、神の右にすわられた。弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。(マルコ16:19、20)

 主イエスは全世界のすべての人々の罪のゆるしと救いのために、みずから十字架に架かられ、全人類の罪の身代わりとして死なれました。しかし、彼は墓に葬られた後、三日目に死を打ち破って復活されました。主イエスの復活は、彼を信じて救われるためには、まず福音を聞かなければ、そのためには語ってくれる人がいなければ、福音は届きます。

 弟子たちは、愛する者の死の前に無力で泣き悲しんでいた人生から、復活の主との出会いを通して、今も生きて共におられる主を知り、永遠の命の希望の福音を、そして、この福音はすべての人に伝えられるべきことを知りました。よみがえりの主は、弟子たちに「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」と命じられます。弟子たちは主の命令に従って、出て行って至る所でこの死に対する勝利の福音、喜びと希望の福音、全世界のすべての信じる者に与えられる最高の福音を語り出しました。

 弟子たちは、福音の喜びと自分の弱さと主イエスの宣教命令のはざまで葛藤しつつも、至る所で福音を宣べ伝えた。すると「主も絶えず彼らと共に働かれ、御言に伴うしるし(奇跡)をもって、その確かな(正しい)ことをお示しになった」のでした。私たちが弱さを抱えつつも、ためらいつつも、主のお言葉に従って勇気をもって信仰の一歩を踏み出す時、よみがえりの主も共に働き、御言に伴うしるし(奇跡)は今日もあると信じます。主の御言に従う者たちを通して、また、彼らの上に現わされることを信じます。