主の聖なる民、宝の民

2024年01月28日

(招詞)   申命記7:6~8 主の祈り

(賛美)   あなたはわが神 主イエスをたたえよ 御翼の陰に 罪深きこの身を                                               

(説教)「主の聖なる民、宝の民」

(聖書) 申命記14:1~21

みことば

 「あなたがたはあなたがたの神、主の子供である。あなたはあなたの神。主の聖なる民である。主は地のおもてのすべての民のうちからあなたを選んで、自分の宝の民とされた。」(申命記14、1~2

 申命記は英語で「二度語る」の意味だそうです。神はこれから約束の地に入るイスラエルに対して、彼らが守るべき教えと定めを二度ではなく何度もくりかえし語ります。その中心は「心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしてあなたの神、主を愛せよ」(申命記6:4~5)でした。12章からはそれを妨げる要因について具体的に語り、主に愛され、主を愛する者は、主が選ばれ、主の名が置かれた場所で共に礼拝をささげるようにと教えます。13章では、「ほかの神々に我々は従い仕えよう」というサタンの巧みな惑わしの声に聞いてはならない。断固その声とその思いを警戒し、聖絶せよと教えます。14章では神がイスラエルの上に与えてくださった信じがたいほどの、信ずべき、びっくり仰天の神の恵みが語られます。神は、イスラエルを「あなたがたは、あなたがたの神、主の子供である」、また「あなたはあなたの神、主の聖なる民である」、さらに「主は地のすべての民のうちからあなたを選んで自分の宝の民とされた」と宣言されます。彼らは自分たちが本当に神の子とせられたこと、本当に自分たちが聖なる民とせられたこと、いつも不信仰と失敗を繰り返す自分たちが本当に神の宝の民とせられたことをどこまで信じ、自覚していたのだろうか?クリスチャンとされた私の自覚は?
 それゆえ、神の子、聖なる民、宝の民とされた者の生き方は、死人のために自分の身に傷つけてはならない(申命記14:1)、すなわち日常生活で起こる喜びも悲しみも一切を支配しておられる愛なる神を信じ委ねる。忌み嫌うものを一切食べてはならない(申命記14:3~20)、ひづめが分かれ反芻する動物とは。