御霊の言えるごとくせよ

賛美
主の前にひざまづき
重荷を負いて(聖歌414)
北はグリンランドの(聖歌527)
主のみ言葉は
聖書 使徒16:5〜11
説教 「御霊の言えるごとくせよ」
下道 定身 牧師
みことば
パウロは一つの幻を見た。「マケドニヤに渡ってきて、私たちを助けてください」と彼に懇願するのであっった。パウロがこの幻を見た時、これは彼らに福音を伝えるために、神が私たちをお招きになったのだと確信して、私たちは、ただちにマケドニヤに渡っていくことにした」。(使徒16;9、10)
聖霊によって教会が誕生し、多くの恵みが注がれました。同時にサタンの働きによる問題や困難が。しかし、そこに働く聖霊の力と栄光の勝利が教会を建て上げ、前進させてゆきました。神の恵み→サタンの妨害→聖霊の御力が。
弟子たちが望んでも考えてもいなかった方法、すなわち教会への迫害を通し、福音が全世界に拡がりました。その時にはわからなくても振り返った時に、確かに御霊の導きであったことを確認するケースです。同時に、神のみわざは御霊の導きを祈り求め、御霊に聞き、御霊の言えるごとくに従う者を通して現され、実現します。
アンテオケ教会は聖霊のみ声を聞いて、中心的なバルナバとサウルを世界宣教にささげ、遣わしました(使徒13:2、3)。第一回の伝道旅行を終えた後、さらに、アジア全域に福音を伝えるため、第二回目の伝道に出発したパウロはその途上で、「マケドニヤに来て私たちを助けてください」との幻を見ます。彼は自分の計画を変更し、御霊の言えるごとくにマケドニヤに渡りました。アジアからヨーロッパへ、さらに世界伝道への歴史的転換期となりました。あなたは、自分の計画と御霊の導きが異なる時、どちらを選び取りますか。
パウロが御霊の言えるごとく従った結果は、ピリピでのむち打ちと投獄でした。同時に、神の奇跡と人々の救い、新しい教会の誕生、福音の前進でした。御霊の導きを求め、御霊の言えるごとく従っても、一見、自分の思い通りにならない場合もありますが、その先にある主のみわざを待ち望みましょう。
「きょう、あなたがたが御声を聞いたなら、荒野における試練の日に、神にそむいた時のように、あなたがたの心をかたくなにしてはならない」(ヘブル3:7、8)。あなたは、あなたへの個人的な御霊の語りかけを、ずっと聞きつつ、拒み続けてきたことは。今日、思いきって、御霊の言えるごとくに従ってみませんか。