きよくあれ

2022年08月07日

(招詞) ローマ12:1~2 / 使徒信条

(賛美) あなたに会えて イエスよ、あなたに飢え渇いて 聖いお方
                      聖なる者となさんとて(聖歌395)

(説教) 「きよくあれ」

(聖書) レビ記21:1~15  


(みことば)「彼らは神に対して聖でなければならない。また神の名を汚してはならない」(レビ21:6)「あなたがたを聖とする主、すなわち、わたしは聖なる者だからである」(レビ21:8)

 レビ記21~22章は、神に仕える祭司のきよめに関する教えです。聖書は、①祭司の務めについて、②祭司の光栄ある召しについて、③祭司のきよめの責任について、④祭司の専任について教えています。

 祭司の最も重要な務めとは、働くことではなく、まず自ら神を仰ぎ見、神の臨在の中に生きること、そして、祭司は日々、神の御前にて自分のと民のために供え物を献げ、民のためにとりなす者として召されました。

 祭司の最も重い恵みと召しは、神と罪人との橋渡しという霊的、かつ永遠を決する、最も重要な、最も価値ある光栄な務めです。罪人を神に結びつけ、永遠の救いと祝福をもたらす者として召されました。

 祭司の重い召しと務めには、重い責任が伴います。それは、神が聖であるように神の働きを担う祭司自らが、聖となる責任があります。誰がこの重い任にたえられるでしょうか。召してくださった方によってです。

 祭司を選任されたのは神ご自身です。神は、誰を祭司として選んだでしょうか。旧約時代は、ヤコブの3男のレビ族を選ばれました。やがて、御子イエスが完全な大祭司として立てられました。そして、新約時代の今日は、すべてのクリスチャンが万人祭司として立てられています。

 この時代の祭司として召された私たちは、召してくださった聖なる神に対して、聖となる責任があります。世と調子を合わせてはなりません。「しかし、あなたがたは選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である」(1ペテロ2:9)