隔ての幕が裂けて

2022年07月17日

(招詞) 1ヨハネ1:7~9、2:1 / 主の祈り

(賛美) 父の神の真実は / 罪ふかきこの身を(聖歌453)/ 御翼の陰に隠し
                      キリストには代えられません(聖歌521)

(説教) 「隔ての幕が裂けて」  


(みことば)「兄弟たちよ、こういうわけで、私たちはイエスの血によって、はばかることなく聖所に入ることができ、彼の肉体なる幕を通り、私たちのために開いて下さった新しい生きた道を通って入ってゆくことができる」(ヘブル10:19~25)

 人は誰でも創造者なる神を求め、まことの神を必要としています。また信仰の確信を求め、それを必要としています。

 では、神と私たちの間を隔てているもの、また私の信仰の確信を妨げているものは何でしょうか。聖書は、私の内にある罪の問題であると教えます。罪とは何か、その罪がもたらす恐ろしい結果について教えます。

 同時に聖書は、私たちがその罪の問題と罪の支配から解放され、勝利する道、すなわち、誰もがはばかることなく信仰の確信をもって神の聖所に入ることのできる新しい生きた道を指し示しています。

 主イエスが十字架で死なれた時、神殿の幕が真っ二つに裂けました。それは、人と神との間の隔てとなっていた罪の壁が主イエスの身代わりの血(死)によって罪を赦され、その支配から解放される道を教えます。さらに、私たちのために神の家を治める偉大な祭司イエスがおられることも教えています。

 それゆえ、私たちのなすべきことは、①十字架によるイエスの血による罪と汚れからのゆるしときよめを信じて、創造主なる真の神に帰ること、②約束してくださった方の真実さを信じること、③自分の弱さを見て動揺することなく、信仰による希望を告白し続けること、④愛と善行を励むこと、⑤はばかることなく信仰により神に近づくことです。

 「ある人たちがいつもしているように、集会をやめることをしないで互いに励まし、かの日が近づいているのを見て、ますます、そうしようではないか」(ヘブル10:25)