ペンテコステの恵み

2024年05月19日

(招詞)   ヨエル2:28~32 主の祈り

(賛美)   今ここに 誰も見たことのないことが 涙と共に種を 約束の賜物をば(聖歌562)                                          

(説教)「ペンテコステの恵み」

(聖書)  使徒2:1~21

みことば

 五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起こってきて、一同が座っていた家いっぱいに響きわたった。(使徒2:41~42)

 主イエスは、十字架と復活を通して全世界のすべての人への救いの業を成し遂げられ、天に帰られる前に弟子たちに語られました。「エルサレムから離れないで、父の約束(聖霊のバプテスマ)を待ちなさい。」(使徒1:4)、「ただ聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けてエルサレム、ユダヤと全土、さらに地の果てまでわたしの証人となるであろう(使徒1:8)と。弟子たちは主の約束を信じて、120人の仲間たちと共に心を合わせ、ひたすら祈り続けました。

 その日は、突然激しい天からの風の音と共に訪れました。その日は神が定められた五旬節(主の復活から50日目)の日でした。私たちの祈りの答えは、人の目には突然思いもつかない時と方法で訪れます。神の時となされることは皆、時にかなって美しい(伝道3:11)とあります。

 その日何が起こったのでしょうか。聖霊を求めて祈っていた一人ひとりの上に注がれ、一同は聖霊に満たされて他国の言葉(異言)で語りだしました。人々は、これ何事ぞと戸惑い、驚き怪しみ、あざ笑いました。そこでペテロと他の11人弟子たちは、聖霊に満たされて、大胆かつ的確に聖書から解き明かし、主イエスの十字架と復活を語りました。その結果、その日3000人が救われて洗礼を受ける奇跡が起こりました。

 異言を伴う聖霊のバプテスマ、また弟子たちの信仰の刷新と宣教の霊的な力、そして聖霊による霊的救いの大収穫(教会の、地域の、国の、世界の大リバイバル)は、使徒2章で終わった一回限りの過去の経験なのでしょうか。否、違います。使徒行伝は、ペンテコステは聖霊のお働きは決して終わっていません。今も続いています。聖霊が21世紀の終末期に生きる今日、力強く圧倒的な力をもって臨まれますように。