内なる汚れを取り除け

2023年01月08日

(招詞) 詩篇23:1~6 / 主の祈り

(賛美)     あなただけが我らの神 主の栄光宮に 主イエスはわがため 

     滅ぶるわが身を(聖歌542)

(説教) 「内なる汚れを取り除け」

(聖書)  民数記5:1~4


(みことば)

 「男でも女でも、あなたがたは彼らを宿営の外に出してそこにおらせ、彼らに宿営を汚させてはならない。わたしがその中に住んでいるからである」。(民数記5:3)

 今年、私たちが最も警戒すべきものは、いったい何でしょうか。病気でも、貧しさでも、対人関係でも、環境でもありません。私たちの目と心を曇らせ、神を見えなくさせて信仰から遠ざけるもの、すなわち、外から忍び込む罪、また内に潜む汚れです。

 なぜ外からの罪、また内に潜む汚れを警戒すべきなのでしょうか。教会は、そのただ中に聖なる神が住まわれる神の宮だからです。また、クリスチャンは聖霊が内に住まわれる聖霊の宮、神の宮だからです。あの愛と柔和に満ちたイエスさまが神の宮で商売をし、両替をしていた者たちを縄のむちで追い出し、その台をひっくり返されたのでした。

 なぜ、そこまで厳しく罪と汚れを警戒せねばならないのでしょうか。ごく小さな隙間のほころびから城全体が崩壊します。目に見えないウイルスが、また一つの癌細胞が、転移して体全体をむしばみ死に至らせます。一匹の死んだハエが香料全体を腐らせるのです。それを放置することは、全体の恐ろしい霊的死をもたらすことになるからです。

 どうしたならば、罪から守られ内なる汚れを取り除けるのでしょうか。①みことばによってです(詩篇119:9~11)。②聖霊の力によってです(ガラテヤ5:16~23、使徒1:8)。具体的には日々のデボーションと聖書通読、毎週主日ごとの礼拝会、週日の祈祷会を励みましょう。

 それでも罪と汚れに感染してしまった時はどうしたらよいのでしょうか。決してあきらめてはいけません。悔い改めて、御子イエスの十字架の血を信じることです。そのために、主は聖餐を定めてくださいました。御子イエスの血は、すべての罪から私たちをきよめてくださるのです。