主よ従います。私を用いてください

2024年01月07日

(招詞) 詩篇1:1~36 使徒信条

(賛美)    輝く日を仰ぐ時(聖歌480)God Bless You 新年の朝 お言葉なら                                               

(説教) 「主よ、従います。私を用いてください」

(聖書) ルカ5:1~11

みことば

 シモンは答えて言った、「先生、私たちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう。(ルカ5:5)

「恐れることはない。今からあなたは、人間をとる漁師になるのだ」。そこで彼らは舟を陸に引き上げ、いっさいを捨ててイエスに従った。(ルカ5:10~11)

 人は、誰でも人生の分岐点となるターニングポイントがあります。振り返ってみると、突然のあの危機的状況であったり、思いがけない人とのあの出会いとあの一言であったり、ごく日常的な出来事の中でのあの決断であったりなどです。

 ガリラヤ湖の一漁師で無学で無名だったシモンが、後にペテロ(岩)と変えられ、主イエスの弟子として彼の信仰告白は教会の礎となり、福音宣教のために神に用いられます。彼は、今日も時代と空間を超えて、最も世界に祝福と影響を与えている人となりました。

 そんな彼の新しい人生への分岐点は、この「しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」(ルカ5:5)にありました。これが原点です。今日も主がさがし求め、必要とされ、尊いお働きに用いておられる人は、「お言葉ですが、私の都合、私の能力では無理です」ではなく、「お言葉ですから、主よ助けてください」と自我を空(から)にして従う人です。

 ペテロは主の言葉に従って、もう一度沖へこぎ出し網をおろしてみた。その結果、奇跡的な大漁の経験を通して、真の救い主を見出しました。

 彼は、命をかけて従うべきお方と出会うことができ、人生の最大、最高の目的を見出します。その時代、ガリラヤ湖限定、毎日の生活のための魚相手で消えゆく人生から、時代と空間を超え、永遠に残る神の計画された人生が供えられていたのでした。

 あなたの人生にも、永遠に朽ちることのない神のすばらしい計画と目的があります。それは、主のみ言葉に従う一歩から始まります。