東方の博士たちの礼拝

2024年12月15日

(招詞)ヨハネ1:9~13 主の祈り

(賛美)父の神の真実は 聖歌123 聖歌129 聖歌135                          

(説教)「東方の博士たちの礼拝」(下道定身牧師)

(聖書) マタイ2:1~12


みことば

 彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。そして家にはいって、母マリヤのそばにいる幼子に会い、ひれ伏して拝み、また宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬などの贈り物をささげた。(マタイ2:10~12)

 クリスマスは歴史的事実であり、同時に超自然的出来事に満ちています。主の誕生はヘロデ王の時代(BC37年~4年)に、ユダヤのあのベツレヘムでダビデの系図という歴史的な出来事であり、同時に神ご自身が人として、しかもおとめマリヤを通しての誕生という超自然的出来事でした。そして、東方からの博士たちの来訪と礼拝も不思議な星の導きによるものでした。クリスマス、またこの世界は、神の超自然的な不思議に満ちあふれています。

 東方からの博士たちは、1500キロ以上も離れたバビロンから不思議な星に導かれ、1か月以上の月日をかけてベツレヘムに誕生された救い主を尋ね求めて出会い、非常な喜びにあふれて礼拝をささげました。神から遠く離れていた私たちが真の神なるキリストに出会い、この上ない喜びにあずかり礼拝者とさせていただいたのは、その背後にある不思議な星ならぬ不思議な聖霊の導きによるものでした。あの人との出会いも、あの苦しい出来事の経験も、すべて決して偶然ではなく深い聖霊による計画と導きがあって今があります。

 博士たちが長い道のりを経てついにキリストと出会った非常な喜びと、主への礼拝とは対照的な人々の反応も記されています。彼らはベツレヘムのそば近くにいながら、ヘロデ王は猜疑心からキリストの殺害を、地元の人々は他人の顔色と自分の変化を恐れて無関心を、宗教指導者たちは知識だけの信仰で満足し、せっかくの人生最大、最高の機会を失いました。今日も神の御子、全世界の救い主キリストへの人々の反応は・・・・。

 "すべての民に与えられる大きな喜び"にあずかった羊飼いたちのキリストに出会った喜びは、他の人々にもあふれ流れていきました。当方の博士たちの喜びはキリストの前にひれ伏し拝み、黄金、乳香、没薬の捧げ物の礼拝としてあふれ流れ増した。私たちの人々への証は、主への礼拝は・・・・。