永遠の命、それとも裁き

2022年01月16日

賛美

おお御神を

キリスト教会の主よ

主イエス神の愛

罪人たちのために(聖歌448)

聖書 ヨハネ5:16~29

説教 「永遠の命、それとも裁き」

下道 定身 牧師



みことば

「墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、善を行った人々は、命を受けるためによみがえり、悪を行った人々は、裁きを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう。」(ヨハネ5:28、29)


すべてのものが目まぐるしく移り変わって行くこの時代とこの世界は、一体どこに向かって突き進んでいるのでしょうか。めざましい文明の進歩、AIの開発、医学の進歩、通信、情報、その他各領域の進化と並行して、これまでに経験したことのない地球規模の自然破壊、大気汚染、危険気象、自然災害、不気味な疫病に加えて、原子力や核のあくなき開発と脅威は、一体何をもたらしたでしょうか。

今の世界が、今の時代が、そして今の私の生涯がどこに向かっているのかに対する確かな答えが聖書にあります。①それはこの世界の終末です。②それはキリストの再臨です。③それは個人の終末です。死後のことに関して、私たちの分からないことはたくさんあります。しかし、確かなことが教えられています。それは、人は「一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることが、人間に定まっている」(へブル9:27)ことです。また、初代教会の最大の希望と関心事は、キリストの再臨でした。主の再臨は、彼らにとって永遠の命にあずかる希望の時でした。しかし同時に、他のある人々にとっては、神の恐ろしいさばきの時です。全世界のすべての人に訪れるその時は、一人の例外もなく、その人の永遠を決定づける厳粛な時です。そしてその時に備えて今を生きよと聖書は警告します。

死は人生の終着地ではありません。「父が死人を起こして命をお与えになる」(5:21)。「私のことばを聞いて、私を遣わされた方を信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである」(5:24)。「善を行った(主を信じた)人々は生命を受けるためによみがえり、悪を行った(主を信じなかった)人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来る」(5:29)。永遠の命、それとも裁き、の分かれ道はイエスキリストの十字架を信じるか否かです。あなたの罪のため、十字架で死んでよみがえられた主イエスを今日あなたも信じましょう。主を信じたあなたに永遠の命が与えられていることを感謝いたしましょう。