神とアブラムの契約

2020年08月02日

賛美

あなたに逢えて
彼はジェホバ

聖なるかな(聖歌96)

聖書  創世記17:1〜10

説教 「神とアブラムの契約」

下道 定身 牧師


みことば

「私はあなたと契約を結ぶ。あなたは多くの国民の父となるであろう。あなたの名はもはやアブラムと言われず、あなたの名はアブラハムと呼ばれるであろう。わたしはあなたを多くの国民の父とするからである。」(創世記17:4、5)

緒論

主はすでに15章18節にてアブラムと結ばれた契約を再度確認された。そして新しい名(アブラハム、サラ)を与え、契約のしるしとして割礼を命じられた。

本論

1.契約の再確認(創世記17:1)

15章18節以来、23年ぶりの契約の確認。アブラムが99歳の時。神は遅すぎない。

・わたしは全能の神、あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ」の命令

その期間は信仰の訓練の時。人間側の可能性の消滅の時。神の主権の時であった。

2.契約の内容(創世記17:2~8)

この契約は「神の契約」、「アブラムとその子孫との契約」、「永遠の契約」である。

子孫(あなたを多くの国民の父とする)と土地(カナンの全地を永久に与える)の祝福。

神の私たちへの契約は、主イエスを信じる信仰による永遠の救いの契約である。

3.契約のしるし(創世記17:9~25)

名前の変更(アブラム→アブラハム、サライ→サラ)を通して神がしてくださる。

契約のしるしとしての割礼、心の割礼こそが真の割礼である。

洗礼を通して、聖餐を通して、主の救いの契約の恵みを思い起こし、確認しよう。

結論

アブラハムの子孫イスラエルは、不信仰ゆえに何度も民族滅亡の危機に直面したが、そのつど神の介入があって救われた。それは「神は、アブラハムとの契約を覚えて」、「わたしの契約を思い出して」であった。今日も神は契約に真実な神である。