すべて主が命じられたように

2021年10月24日

賛美

神の小羊イエスに

安けさは川のごとく

生きるのも主のため

聖書 出エジプト36:8~38

説教 「すべて主が命じられたように」                   

下道 定身 牧師



みことば

「すなわち主が知恵と悟りとを授けて、聖所の組み立ての諸種の工事をいかになすかを知らされた者は、すべて主が命じられたようにしなければならない。」(出エジプト36:1)


出エジプト記には、実に13章にわたって幕屋建造に関する指示(25~31章)と幕屋建造の実際(35~40章)が記されています。それほど幕屋造りは神と民にとって重要な意味がありました。

※幕屋づくりの意味と幕屋とは何でしょうか。

「彼らがわたしのために聖所を造るなら、わたしは彼らの中に住む」(25:8)とあります。幕屋は、①主なる神がイスラエルの民の中に住む(内住)所であり、②神と会見の場、③神の臨在を示す場、④神を礼拝する場であり、さらに、⑤天国の住まいを示す地上の模型(型)であり、⑥イエスキリストご自身の型であり、⑦神の宮なるキリスト者の型を示しています。

※幕屋建造のために莫大な必要がありました。

・その必要はどのうように得られたのでしょうか?

・神が奇跡的に、それともイスラエルの民を通して?

・奴隷の身であった彼らがなぜそれほどのささげ物を持っていたのでしょうか?

・彼らは強制的に仕方なく、それとも進んで喜んでささげたのでしょうか?

・なぜ自発的に喜んでささげ、従うことができたのでしょうか?

本日の聖書テキストは、幕屋造り(紡ぎ糸、幕の大きさ、枚数、仕上げ、結び目)、幕屋を覆う天幕造り(材質、サイズ、枚数、装飾、仕上げ)、また幕屋のための立枠、横木造りとその材料、数、サイズ、その位置、全体の構造についても事細かに記述されています。

彼らはすべて主が命じられたように、幕屋の建造に取り組みました。神の幕屋は偶然出来上がったのではなく、神の周到な設計図とそれを忠実に施工する者がいました。自分の考えや都合、判断でなく幕屋の設計者なる神の指示が優先されました。私たちの人生の最高の設計者なる主、そのみことばに忠実に従うクリスチャンでありますように。