命を陰府から救うために

賛美
さあ賛美しよう
わが魂の羊飼い
私を造り直して
地のちりに等しかり
聖書 箴言23:1〜14
説教 「命を陰府から救うために」
下道 定身 牧師
みことば
「子を懲らしめことを、差し控えてはならない。むちで彼を打っても死ぬことはない。もし、むちで彼を打つならば、その命を陰府から救うことができる」。(箴言23:13、14)「子を懲らしめことを、差し控えてはならない。むちで彼を打っても死ぬことはない。もし、むちで彼を打つならば、その命を陰府から救うことができる」。(箴言23:13、14)
「○○ちゃん、それはしてはいけません。これからは気を付けてくださいね」と言っただけで、パワーハラスメントと言われる時代です。親であっても例外ではありません。確かに一部の親による子どもへの虐待の問題、一般社会のハラスメントによる悲惨な被害実態が連日新聞紙上を賑わし、大きな社会問題となっています。しかし、本当に大切なことが、大切な人へ、正しく伝わっているでしょうか。
聖書は何と教えているでしょうか。子をむち打つことを勧めてはいません。しかし、たとえむち打っても、また時代が変わり人々の価値観が変わったとしても、本当に大切なこと、すなわち、命に関わる、しかも、永遠に関わる救いを何としても伝えるべきことを教えます。伝えなければ陰府に行くからです。
神は御子のためではなく、全世界のすべての人々のために、罪なきひとり子キリストをむち打たれ、十字架につけられました。それは彼の死を通して、私たちの命を陰府から救うためでした。私への真剣、真実な神の愛でした。
そのような犠牲を通して救われた私の命を守るために、神は時として、むちと杖を用いられます。それは神の愛です。神のむちは、私の命を陰府から救うための真剣な愛のメッセージなのです(ヘブル12:6)。今、あなたの心の優先順位は何でしょうか。ご馳走ですか。世の富ですか。健康ですか。それとも、永遠の命の救いでしょうか。
あなたは、本当に大切な人に、本当に大切なことを、本当に真剣に伝えていますか。神は、私のためにそのことをしてくださいました。今度は私の番です。聖霊は力と愛と慎みの霊です。